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気持ちに寄り添ったご提案を
弊社では、長年お住まいになったお家をご高齢になってお住み替え等をご検討されるお客様のサポートをさせていただく事をメイン事業としております。
それは、私が母の家じまいの手伝いをしたことや、母が祖母の不動産を管理していた時の大変さを聞かされていた事がきかっけになっています。
不動産会社と一口に言っても、「賃貸物件の仲介」「ご購入物の件仲介」「収益物件の売買仲介」「収益不動産の管理」「買取再販」など様々なカテゴリの業者さんがいらっしゃいます。
弊社は「家じまい」「実家じまい」をメインにその周辺で発生する様々な問題も併せて解決できるサービスをご提供できたらと思って事業を行っております。
高齢になってからのお引越しや家じまいは、思っている以上に体力的にも気力的にも大変です。
単に「家を売って新しい土地に別な家を買って住む」と簡単には行かないものです。
私が母の家じまいをサポートした経験からそのことを実感しているので「そのうち考えよう」と思っている方がいらっしゃったら、「少しずつ早めに準備してみませんか?」とお声がけしています。
高齢になればなるほど、家じまいをすることがどんどん大変になってしまうからです。
先延ばしにしてしまう理由は人それぞれだと思いますが、主に下記のような事ではないかと思います。
・いつかどうにかしようと思っているけど、自分1人では何から手をつけていいのか分からない。
・家族に相談したいが、子供等は皆忙しそう。
まだ1人でなんとかなっているし、もう少し先に考えよう。
そうこうしているうちに所有者であるご本人様が認知症を発症してしまったりすると、売却したい時に取引ができない状況になってしまう事もあります。
引越や片付けに対するストレスも見過ごせません。
住み替えを決心して引越の荷造りや家の片付けをしていて知らず知らずのうちに疲労が溜まり体調を崩されたり、怪我をしてしまってしばらく動けなくなってしまう、などのケースもあります。
色々と無理は禁物の年代になってくるのかと思います。
私は夫の母が経営する税理士事務所に勤務していた時代、義母と同年代くらいの経営者の方とお話しする機会が多くあったのですが、みなさま口を揃えて「後期高齢者とは良く言ったものだ。確かに70代前半は今までとそれほど変わらない生活を送っていたけれど、75歳をすぎた頃から何だか体が言う事を聞かなくなってきた。」と仰っていました。
様々なケースを拝見していて、75歳は一つのターニングポイントだと考えるようになりました。
高齢になってくると、持ち家にお住まいの方々は一度はその家の行く末を考えるのではないでしょうか?
お子さんがいらっしゃるご夫婦だと、
・子供が独立して夫婦2人になった時
・会社勤めの方は、定年退職して通勤の必要がなくなった時
・ご夫婦のどちらかが亡くなってお一人になった時
お子さんがいらっしゃらない場合や独身の方は、
・今住んでいる自分名義の家を、自分が亡くなったらどうしたらいいのか?
・職場への利便性で選んだ住まいだけれど、老後は別の土地で暮らしたい。
売却して資金を作りたいが、売ってしまったら住む場所がない。
独り身の高齢者は賃貸物件が借りづらいと聞いているが、どうすればいいのか?
など様々なことが頭をよぎってきます。
このようなことについて、どうするのが良いのか?
正解は1つではありません。
その人その人に最適な答えがあるのです。
弊社ではお客様の状況を丁寧にヒアリングし、お一人お一人のお気持ちに寄り添った最適なご提案をさせていただいております。
まずはご家族でお話されるのが一番かとは思うのですが、それぞれのご状況によっては近い距離のご家族にご相談されるよりも少し離れた立場の人に相談する方が気が楽というお声も伺います。
まだどうするのか決まっていないのに、「こんな事だけ聞くのは気が引けるな」「忙しそうなのにこんな些細な事を聞いていいのかな?」と思われる方も多くいらっしゃいますが、どんな些細な事でもお話いただければと思います。